サラリーマンには「あるある」の1つが単身赴任。
辞令1つで家族と別れ、始まる一人暮らしの先に待つものは?
二重生活になる以上、将来を考えて節約もしなければなりません。
とは言うものの、そもそも単身赴任の生活費はどれくらいかかるのか?
そして、楽しみながら節約する方法があるのか?
サラリーマンにとって、異動の時期はイヤ~な緊張感がありますよね。
「今度〇〇支店に行って欲しい。君の力を欲しがっているから。」
なんて言われて、あっさり転勤決定。
決まった以上、宮仕えの身としては従わなければならず。
バタバタと転勤準備をしつつ気になるのが【生活費】や【節約術】のこと。
そこで、単身赴任を経験した筆者が、
- 一人暮らしの生活費
- 実践してきた節約術
- 楽しみながら節約するアイデア
についてご紹介致します。
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タップできる【目次】
結論
いきなりですが、気になる結論から。
★ 単身赴任でかかる平均的な生活費(2019年度版)
単身赴任でかかる費用は、平均約220万円/年(約18万円/月)。
⇒節約の対象になるのは以下の2つ。
- 生活費に占める割合が最も大きい【食費】(約4.8万円/月)。
- 【交通・通信】(約2.8万円)。
★ おすすめの節約術
- 自炊 ⇒腹八分目理論で食費の2割削減を目標にする。
- 通信費 ⇒【LINEビデオ通話】や【格安SIM】の利用で通信費も節約できる。
- 交通費 ⇒【早割】を有効活用すべし!
★ 節約しながら楽しむためのアイデア3選
- 外食しながら節約する ⇒【食べログプレミアムサービス】の利用で楽しく節約。
- 学びながら節約する ⇒勤務先の通信教育等に【奨励金】があれば積極利用すべし!
- 節約そのものを楽しむ ⇒ムリ。でも、節約した結果を想像して楽しむことは出来る!
それぞれについて、もう少し詳しくご紹介します。
節約の目的は明確に
まず初めに、1つだけはっきりさせておきましょう。
- 生活費がどれくらいかかるのか?
- 節約はどうやったらできるのか?
それらを知る前に、考えておくことなんですよ。
それは、
しんどい単身赴任中に「節約してどうするのか?を考える」
ということ。
つまり、「節約する目的」を考えるということですね。
あ~、これ分かる。目的のない節約って上手くいかないものね。
確かに単身赴任はしんどい。でも、目的があれば節約する気になるよ。
節約したお金は、いずれ別の形で使うことになりますよね。
その「別の形」が明確でないと、節約は途中で挫折してしまいがち。
「マンションのローンを払うため」「新車をキャッシュで買うため」「年1回海外旅行に行くため」
形は様々ですが、「節約する目的」はきっちりと明確にしておきましょう。
単身赴任でかかる平均的な生活費
では、単身赴任でかかる生活費ですが。
総務省統計局による家計調査のデータから抽出したのが下記一覧です。
この調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象としたもの。
「一人暮らしをしている勤労者」の支出を調査したものです。
まぁ、単身赴任者と似通った生活費を表しているといって良いでしょう。
内容 金 額(年間) 金 額(月間) 食費 576,000円 4.8万円 住宅費 329,000円 2.7万円 光熱費 120,000円 1万円 家具・家電類 59,000円 0.5万円 衣類・履物 80,000円 0.7万円 保健医療 90,000円 0.8万円 交通・通信 336,000円 2.8万円 教養娯楽 246,000円 2.1万円 その他(日用品、雑費) 346,000円 2.9万円 合計 2,182,000円 約18万円 引用:総務省統計局 家計調査(家計収支編)|単身世帯 詳細結果表
さて、この表からわかることがありますね。
- 生活費に占める割合が最も大きいのは【食費】である。
- 【その他(日用品、雑貨等)】【交通・通信】【住宅費】の支出も大きい。
そこで、以下の2点に絞って節約方法をご紹介しましょう。
★ 【交通・通信】は、節約できる可能性が高い。
単身赴任中の食費を節約する
節約する金額の目安を考えておきましょうか。
「腹八分目」という言葉がありますよね。
「健康のためには、腹八分目が良い」という奴です。
節約が行き過ぎて、生活や心の健康をこわしてはいけませんから。
そのため、「腹八分目」理論に従って、支出している金額の2割分を節約するようにしましょう。
上記の「一人暮らしをしている勤労者」を例にとれば、節約の目標は以下の通り。
4.8万円 x 2割 = 0.96万円 ≒ 1万円
まずは1万円の節約を目標にしましょう、ということですね。
食費を節約するのに効果的なのは【自炊】。
とはいえ、毎日買い物をしたり、不要なものをコンビニで買ったりするのはNG。
休日に1週間分のおかずをまとめて作る、「作り置き」が最も節約になります。
(私の経験上です。)
自炊で節約する
ただ、「作り置き」といっても作りすぎては節約になりません。
主菜となる常備菜を2~3品作れば十分。
そのうえで、日持ちのする副菜を用意すれば宜しいかと。
ちなみに、私がいつも冷蔵庫に入れている副菜は、以下のようなもの。
- 豆腐
- 漬物
- 生卵
- 納豆
これらはいずれも安い食材なので、節約にはピッタリです。
日持ちのする主菜と上記の副菜を組み合わせて、一週間を過ごすサイクルですね。
途中で食べるものが無くなったら、さば水煮缶やレトルトのカレーを食べています。
なお、私が作る「作り置き」出来る節約レシピは、以下の記事でまとめてご紹介しています。
是非ご覧ください。
【公開】一人暮らしの料理 作り置きしたい節約レシピ10品とは?
食費を節約するための、作り置きレシピをご紹介します。 いずれもフライパン一つで出来る簡単なモノばかりですから。
もし自炊は面倒だと思ったら、ご飯だけでも沢山炊いて冷凍しておけばOK。
その分は節約が出来ますから。
なお、食費には飲料も含まれます。
ペットボトルや缶入りの飲料を飲む機会は減らし、「マイ水筒」を利用しましょう。
水筒利用の節約術については、こちらの記事に書きました。
水筒で節約 簡単に出来て年間5万円が浮く一人暮らしの節約方法
水筒を持参することで出来る節約をご紹介します。 では、水筒持参で考えられるメリット・デメリットとは? そして、水筒持参でどの位の節約が出来るのか?
宅配で節約する
自炊は食費を節約するうえで効果的な手段ですが、「そもそも自炊は嫌」という方もいるでしょう。
そんな方は、冷凍の宅配弁当はいかがでしょうか。
1.ヨシケイの宅配弁当
一食当たり約380円の宅配冷凍弁当です。
お昼は勤務先近くで500円ランチをとれば、一日の食費を1,000円以内に抑えることも可能かと。
当然一ヶ月あたりの食費は30,000円程度になり、「支出している金額の2割分の節約」も達成できるでしょう。
ちなみに宅配弁当なら、レンジでチンするだけで栄養士が管理した食事ができます。
ただ、ヨシケイの宅配弁当は地域限定なのが残念ですが。
【検証】一人暮らしの食事で節約?自炊がイヤならヨシケイの宅配弁当がおすすめ
「夕食.net」は、ヨシケイが提供するネット限定・地域限定のサービス。 冷凍弁当は、電子レンジで簡単に調理できますから。一人暮らしにはうれしいメリットです。 とはいえ、「値段はどうなの?」「美味しいの?」という疑問も。 では、コスパは?実際に食べた感想は? 他の利用者の口コミは? そして 、私が感じたメリット・デメリットとは?
2.ナッシュ(nosh)の宅配弁当
利用し続けることで、一食当たり539円になります。
しかも、糖質制限、塩分控えめ。更には、メニューを自分で選べるんですよ。
ただ、お昼を500円で済ませても、朝食の支出を考えたら一日1,000円以内に抑えることは出来ません。
とはいえ、朝食代を300円程度と考えれば、一ヶ月あたりの食費は40,000円程度。
冒頭でご紹介した平均的な食費(48,000円)より、8,000円も安く抑えることが出来ます。
【実録】一人暮らしの食事 ナッシュの宅配弁当を利用して分かった事実とは?
「ナッシュ」は、 の食事を提供する冷凍宅配弁当。 とはいえ、「美味しいの?」「高いんじゃない?」という疑問も。 では、実際に食べた感想は? コスパは?
私が実際に利用して、一食当たりの価格が安い宅配弁当を2つ挙げてみました。
単身赴任中の通信費を節約する
私が通信費を節約するために実践している方法は、以下の2つになります。
★ 格安SIMを利用する。
LINEビデオ通話を利用する
LINEビデオ通話は、LINE友達やLINEグループでテレビ電話ができる機能。
音声通話と同様にインターネット回線を利用しているので、 通話料は無料。
ただし、音声の通話よりもパケット通信量が多くなります。
そのため、格安SIMやパケット通信制限のある携帯プランを利用の場合は…。
すぐに通信量の上限に達してしまうので、その点は注意が必要ですね。
でも、家族とビデオ通話ができるのって良いですよ。
ビデオ通話は相手の表情も分かるじゃないですか。
これって、通話のみだと絶対に得られないLINEビデオ通話ならではのメリットですよ。
相手の様子が声だけでなく、表情からも分かれば安心するもの。
そのため、帰省の回数も今までよりも減りました。
LINEビデオ通話を利用すれば、通話料は勿論、帰省の交通費も節約が可能です。
格安SIMを利用する
SIMカードは、スマホやタブレットなどの中に入っている小さいICカードのこと。
モバイル回線を使ってネットや通話をするために必要なんですね。
大手(SoftBank、docomo、au)のスマホにも、SIMカードが最初から入っています。
最近様々な企業がSIMカードを使ったサービスを始めたんですよ。
そして、それ等が大手より安く利用できるので、「格安SIM」と呼ばれるようになったと。
冒頭でご紹介した総務省統計局 家計調査(家計収支編)|単身世帯 詳細結果表によれば。
移動電話通信料(スマホ・ガラケー等の通信料)は年間で約76,000円。月々約6,300円。
(この中には格安SIMを利用している人・していない人が混在していると思いますが。)
ところが、格安SIMを利用している人の通信料は、月々約2,500円程度と言われています。
ですから、大手のスマホを解約して格安SIMに切り替えるだけで、毎月数千円のスマホ代を削減することが可能。
具体的には、月間約4,000円、年間で約5万円の携帯料金節約が可能だということです。
ただし、格安SIMには、「多くの方が携帯電話を利用する時間帯で通信速度が低下する場合が多い」というデメリットがあるのでご注意を。
うちも【格安SIM】を利用しているの?
当然!今だって少しでも安いSIMカードを探しているのよ。
単身赴任中の帰省費用を節約する
【早割】がおすすめですね。
デメリットとして、
- 日程や座席の変更ができない。
- マイルの還元率が低い。
がありますが。
それでも、金券ショップなどでチケットを購入するよりもお得。
また、購入の際には、ポイントがたまるクレジットカードのご利用をおすすめします。
なお、会社によっては福利厚生の一環として、帰省費用を補助するところもあります。
人事部に確認をして、もらえるものはしっかりと貰いましょう。
節約しながら楽しむためのアイデア3選
「節約は必要だけど、楽しみながら節約する方法ってないもんかなぁ。」
「何となく、節約=我慢って感じで真剣になれないんだよね~。」
確かにその通り!
では、我慢せずに、楽しみながら節約する方法があったら気になりますよね。
ということで、そんな「美味しい方法」をご紹介しましょう。
外食しながら節約する
「外食したい。でも節約もしたい。」という方におすすめなのがこちら。
まずはこちらをご覧ください。
ある「クーポン」を利用することで、会計の70%OFF!。
つまり、1万円の飲食をした場合には、支出が3千円で済むんですよ。
このクーポンが、スマホ専用の「食べログプレミアムサービス」なんですね。
この「食べログプレミアムサービス」を利用するには、プレミアム会員になる必要があります。
そのメリットとデメリットをまとめてみました。
★ 月々¥3百円+税の費用がかかる。
デメリットが2つあることは気になりますが、それをはるかに上回るメリットがありますから。
まぁ、1ヶ月に1回プレミアムクーポンを使えば、十分に元は取れるかなと。
それに、初月無料の登録も出来ますし。
初月無料登録の詳細はこちら。 ↓
過去には色々な指摘もあった「食べログ」ですけどね。
でも、こういう利用は良いなと思う次第です。
コロナが収束したら、このクーポンを使って思いっきり外食したいわね。
そんな日が一日も早く来て欲しいよ。
学びながら節約する
単身赴任の休日は暇を持て余しがち。
だからと言って外出し、買い物や外食を楽しんでいたら、節約は出来ません。
そこでおすすめなのが自己投資。
勤務先に通信教育制度などがあれば、大いに活用しましょう。
自己投資はスキルアップにつながりますし、給与UPにつながる可能性も大。
それに、通信教育にはお金が掛かりますが、修了後に会社が奨励金を支給する例もありますんで。
学びながら節約することが可能です。
通信教育の費用は奥さんに泣きついて出してもらい、奨励金は自分のフトコロに。
詳しいことは人事部などに確認し、もらえるお金はしっかりと貰いましょうね。
ちょっとぉ~。勉強熱心だと思ってたけど、そういうことなのぉ?
…。
節約を楽しむのはムリだけど…
「我慢をせずに、楽しみながら節約する方法」なんて大見得切りましたけど。
なかなかそういう方法はないんですよね。
だって、節約って「毎日少しずつ使うはずのお金を我慢して、将来に大きく使うこと」でもある訳ですから。
だから、楽しむくらいの気持ちが無いと、節約は出来ないんですよ。
★ その目的を具体的に想像し、楽しむことが出来るか。
例えば節約の目的が、「子供たちの教育費用のため」だとしたら。
費用がかかる予備校や塾に行ったことで、学力が上がったと喜ぶ姿。
その結果、志望校に合格して喜んでいる姿。
こういったものを具体的に想像する訳ですね。
でも、お金が無ければ予備校や塾には通わせられないかもしれない。
合格する可能性を高めてくれる機会を、親として与えてあげられない。
そうならないためにも、今目の前にある自分の小さな贅沢は我慢する。
節約を楽しむのはムリだけど。
節約した結果を想像して、それを楽しみにすることは出来ますからね。
最後に
では、今までお伝えしたことをまとめておきます。
★ 単身赴任でかかる平均的な生活費(2019年度版)
単身赴任でかかる費用は、平均約220万円/年(約18万円/月)。
⇒節約の対象になるのは以下の2つ。
- 生活費に占める割合が最も大きい【食費】(約4.8万円/月)。
- 【交通・通信】(約2.8万円)。
★ おすすめの節約術
- 自炊 ⇒腹八分目理論で食費の2割削減を目標にする。
- 通信費 ⇒【LINEビデオ通話】や【格安SIM】の利用で通信費も節約できる。
- 交通費 ⇒【早割】を有効活用すべし!
★ 節約しながら楽しむためのアイデア3選
- 外食しながら節約する ⇒【食べログプレミアムサービス】の利用で楽しく節約。
- 学びながら節約する ⇒勤務先の通信教育等に【奨励金】があれば積極利用すべし!
- 節約そのものを楽しむ ⇒ムリ。でも、節約した結果を想像して楽しむことは出来る!
節約はマラソンのようなもの。息の長い取り組みが必要です。
だからこそ、「節約する目的」をちゃんと考えるようにしましょう。
そして、【腹八文目】を心掛け、節約の目的を具体的に想像して楽しむことが大切です。
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