フローリングに布団を敷いた時に気になるのが【カビ問題】。
特に一人暮らしのマンション物件は、ほぼフローリング。
おまけに、気密性の高い部屋の湿度は高くなりがち。
気が付かないうちに布団がカビだらけ!ということの無いように、
しっかりと対策をとりたいものです。
では、効果的なカビ対策にはどんなものがあるのか?
結婚して最初に入居した物件がフローリングでした。
実家は畳でしたし、一人暮らしの時は通気性の良いベッド。
「布団にはカビがはえる」という常識さえなく、布団を直に敷いて寝ていたんですよ。
入居して3ヶ月くらいたったことでしょうか。
ある時ふと見た布団の裏側に、無数のカビを発見!
その頃は布団をあげず、押し入れにしまっていましたからね…。
買ったばかりの布団でしたが…。捨てました。
その後は色々とカビ対策を講じてきましたよ。
結局3つの対策をとることで、一人暮らしをしている今はカビ知らずです。
では早速、その対策をご紹介しましょう。
なお、吸湿素材を使った「〇〇シート」や「〇〇マット」の類はご紹介しません。
理由は、「洗う必要がある」から。
一人暮らし用の小さな洗濯機で「〇〇シート」や「〇〇マット」を洗うのって…。
面倒くさいですからね!
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タップできる【目次】
布団のカビ対策3選
私が実行しているのは以下の3つです。
これをやるようになってから、布団にカビが生える心配は無いですね。
対策名をクリックすると、詳細記事にジャンプします。
元々フローリングには、湿気を吸収したり通気する機能はありませんから。
畳と違う点ですね。
とはいうものの、特に一人暮らしのワンルームマンションの場合、
畳を部屋に敷くのはちょっと考えにくい。
だからこそ、しっかりと除湿対策をとらないと、布団はあっという間にカビだらけ。
あなたの生活の質を、大きく落とすことにもなりかねません。
全部やるのが理想だけど…。難しければ「すのこ」だけでも使ってみて。
布団のカビ対策その① すのこの利用
色々なすのこを使ってきましたが、結局こちらに落ち着きました。
軽いし取り扱いしやすいので、女性でも問題ないかと。
すのこベッドの評価
こちらはAmazonのカスタマーレビューです。
なかなか良い評価だと思いますね。
良い評価と悪い評価の両方を挙げてみました。
まずは悪い評価から。(赤太文字は筆者によるもの)
カーペットに直に布団を敷きたくなくて購入。コンパクトに折り畳めるし、作りもしっかりとした印象。ただ、敷き布団1枚だと寝心地はかなり硬い。もう1枚敷き布団を足したけど、まだ硬い。眠りが浅いのか夢ばかりみる。起床後、背筋は痛いし、肩はこってるしで。健康不安を感じ、使用を中止した。厚いマットレスを使用するならいいかも。
え~!あなたの布団はどうだった?
どちらかと言うと薄めの布団だけど、問題なしだね。
続いては良い評価(要点のみ)を。
以前はカーペットの上に桧のスノコベッドを使用していましたが、スノコの裏側に湿気がたまって腐敗していた。
本体が軽くて移動も木製よりラクなので、掃除もしやすい。
スノコを折り曲げて布団を少し浮かせて干せるような写真がありますが、それはあまり期待しないほうが良い。(めんどくさい。)
耐久性は、まだ数ヶ月ですが、今のところまったく問題なし。
木製のスノコ使用で困っている方、オススメ。
軽いっていうのは良いわよね。
ベッドを買ったらそうはいかないからね。
すのこベッドのレビュー
では実際に使った感想を。
折りたためばこんな感じ。ベッドと違ってコンパクトにまとまります。
置き場所も取らず、一人暮らしの方には打ってつけと言えるでしょう。
重量も約5㎏と軽いんです。
ですからAmazonの評価にもありましたが、掃除をする時にも楽ですね。
すのこを使っていると、その下にホコリがたまるんですよ。
ベッドでも同じだと思いますけど。
カビはもちろんイヤですが、すのこの下がホコリだらけというのもねぇ。
こちらは床に敷いたところ。
布団にカビが生える原因の一つが、フローリングと布団の間に発生する湿気と熱気。
これが解消できれば、効果的なカビ予防につながりますから。
その点、すのこは通気性が良いのでおすすめですね。
ちなみに、仕様は以下の通り。
- サイズ:使用時:約100×201×H3cm、収納時:約100×33×H18cm
- 重量:約4.87kg
- 材質:ポリプロピレン
- 原産国:日本
- 耐荷重:静止時/約150kg、フトン干し時/約15kg
木のすのこじゃないのね?
そうなんだ。木もカビは生えるし。
すのこベッドの課題
ご紹介しているのは、すのこベッドでも「床置きタイプ」。
通気性の面で言えば、足がついているタイプの「すのこベッド」の方が良いんですよ。
でも、一人暮らしのワンルームに、でかいベッドがあるのって…。
なんだか本当に「寝るだけの家」って感じじゃないですか。
それに、引越しをする時も面倒だし。
色々考えた結果、「床置きタイプ」のすのこベッドにした次第です。
コンパクトにまとまりますしね。
ただ、通気性に劣るのは事実なので、布団をあげたり部屋を除湿することも
同時並行で行っていただければと。
カビを生やさないためには、フローリングと布団の間に発生する湿気と熱気の対策が重要。
ご紹介したすのこはプラスチック製なので、カビは生えにくいし、よごれも付きにくい。
足つきのすのこベッドに比べると通気性は劣るものの、コンパクトに折りたためる・軽いといった利点も。
一人暮らしで布団のカビ対策に困っている方にはピッタリ!
布団のカビ対策その② 毎日の布団あげ
本当はね、これが一番良い対策なのかもしれません。
布団をあげれば、こもった湿気は逃せますしね。
その上で、天気の良い日にはベランダで干せればなお良いのでしょう。
こんな研究資料もありますから。
布団干し:以前はどの家でも,天気の良い日は寝具を外に干したが,共稼ぎなどが増えてきていることから,最近はこのようなことが少なくなり,10月になり,厚い掛け布団に替えたとたん喘息発作が誘発されることもある。このようなことから今まで軽視されてきたが,カビと深い関係があるといえる。
布団を干せって言われてもねぇ。本当に面倒なのよ。
一人暮らしのマンションだとベランダも狭いしね。
コストはかからない代わりに手間がかかって面倒なのが布団あげ。
そのためにすのこをおすすめしているのですが…。
すのこを使っていても、やっぱり布団あげはできれば毎日行いたいものです。
念には念を入れる意味でも。
先ほどご紹介したすのこは、こういう使い方をすることが可能です。
左が布団干しの状態。右が一部を拡大したもの。
このような状態にしたすのこの上に布団を置けば。
布団をあげた時と同じような効果が得られるかと。
少なくとも、敷きっぱなしよりも良いですから。
ただ、私自身は面倒臭いのでこんな感じにしています。
えぇ、ちゃんと毎日やっていますよ。
布団にカビが生えているってことは、毎日カビ菌を吸って寝ている、ということですから。
健康のためには良くないですからね。(面倒臭いですけど…。)
面倒だが、カビ対策として効果が期待できるのが布団あげ。
その上で天気の良い日に干せればなお良し。
ただし、面倒な方は、せめて布団の敷きっぱなし状態を避けるようにすべし。
布団のカビ対策その③ 室内の除湿
カビの生育に最適な環境は、温度25℃前後・湿度80%以上と言われています。
具体的にはこんな具合ですね。(赤太文字は筆者によるもの)
カビは外気の土壌菌として存在し風などによって舞い上がり室内に侵入し,増殖に適した温湿度の環境でわずかな栄養で増殖する.室内に存在する一般真菌の増殖に適 した温度は20~30℃ の間である.湿度は60%以上100%の範囲で増殖し55%以下になると菌糸は伸長しなくなり増殖が止まる.
ですから室内の湿度対策は、布団のカビ対策としても重要なんですね。
マンションの場合は空気がこもりがち。
特に梅雨時は、湿度が80%以上なんてザラにありましたからね。
もう、部屋中がべたべたして気持ち悪いんですよ。
当然布団にも良い影響はないでしょう。
私自身は、湿度計で室内の湿度をチェック。
湿度が55%を超えそうだなと思ったらエアコンを使って除湿するようにしました。
(下の写真は、冬の晴天時に窓を全開にして湿度を下げた時のものです。)
ただ、電気代の節約という意味からも、天気が良い日は窓を開けておきますね。
幸い部屋は高層階にあるし、夜にはきちんと戸締りすれば大丈夫。
エアコンと窓開けを上手く使って、部屋の除湿に努めましょう。
カビの増殖に適した温度は20~30℃の間で、湿度は60%以上100%の範囲で増殖する。
ただし、湿度が55%以下になると菌糸は伸長しなくなり増殖が止まる。
そのため、換気に努め、窓の開放やエアコンの使用で湿度を適切な状態に保つべし。
布団のカビ対策 過去の失敗例
ここからは、過去に使って失敗した対策をご紹介します。
木のすのこ
こういうものを使っていました。
「安上がりでカビ対策が出来る!」と思って。
ところがですね、こちらをご覧ください。
そうなんですよ。カビが生えていたんですね。
原因は、すのこの上に段ボールを載せ、その上に布団を敷いていたため。
実は、すのこの隙間が気になって、段ボールを敷いていたんですね。すのこの上に。
つまり、すのこと段ボールの間にたまった湿気によってカビが生えたんですよ。
幸い布団に被害はありませんでしたが…。
段ボールのような通気性の悪いものを敷いたらダメですね。
まぁ、そんな人はいないと思いますが、ご注意ください。
コルクマット
コルクそのものは、通気性の良いものなんです。
質感と手触りが気に入って、以前使っていたのがコルクマット。
こういう奴ですね。
すのこベッドの大きさに合わせて、今もすのこベッドの上に敷き詰めています。
余ったら?キッチンに敷くと、冬の寒さ対策になりますよ。
部屋に敷いてもおシャレですしね。
ですが、過信したらいけません、という経験がありまして。
実は通気性を過信して布団を敷きっぱなしにしていた時期があったんですが…。
ものの見事にカビが生えました。コルクマットと布団の両方に。
その経験があるので、たとえすのこベッドの上に敷いていたとしても。
コルクマットの通気性を過信せず、毎日布団はあげるようにしてくださいね。
コルクマットは通気性が良く、布団の下に敷くのはおすすめ。
また、弾力性もあるので、すのこベッドが硬いと感じる方の寝心地改善にもつながる。
ただし、通気性を過信して布団を敷きっぱなしにすると、カビが生える可能性もあるので要注意。
布団のカビ対策3選 まとめ
では最後にもう一度、おすすめの対策をご紹介します。
寝ている間にも汗はかくので、当然布団も蒸れます。
ここまでは仕方がないことですね。
ただ、その布団をどうするかによってカビが生えるか生えないかが決まる。
つまり、きちんと対策を立てていれば、カビとは無縁の生活が送れるのです。
今まで多くの布団にカビを生やした経験を持つ私からすれば。
毎日の布団あげは面倒ですが、カビが生えた布団を思い出して、きちんとやっていますね。
確かにすのこベッドは便利ですし、カビも生えにくいと思います。
でも、他にも自分で出来ること(布団あげや除湿)をやることで、
更にカビ発生の可能性を下げることが出来るんですよ。
良質の睡眠をとることは、充実した毎日を過ごすために欠かせません。
カビが生えた布団で睡眠をとることが無いよう、
ぜひ今回ご紹介した対策をご検討ください。
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